物事の裏表を占いから読み解く

昔の人は悩んだ時に占いを使っていました。
紀元前1700年頃、今から4000年近くも昔、古代の中国ではカメのお腹の甲羅に先を燃やした枝を押し付け割れたヒビの形で、物事の判断や吉凶、方角などを占っていました。
占いは特に古代の政治においては当たり前のように使われていました。

現代の日本においても2019年に行われた今上天皇の即位の際に小笠原からアオウミガメの甲羅を使って大嘗祭で使う穀物をどこから持ってくるかこの方法で占ったそうです。

占いとは、日常生活で起きた現象の裏側にある背景や原因を推測するために行われます。
起きた現象を表、その背景や原因を裏と考えていくと分かりやすいものです

海に浮かぶ氷山のように海面より上に出ている氷はほんの少しでも水面下にはとてつもないほど大きな氷の山が隠れていることがあります。
表に出ている現象だけでは本当の実態や原因もわからないものです。

タイタニック号のように氷山にぶち当たって沈没してしまうようなことがないように、
占いによって、現象がなぜ起きたかその問いを占うと現象の起きた原因の成り立ちが占いの結果に反映されていきます。
その結果を読み解いていき、裏の原因に気づき、解決に向けた行動をとると今度は表の現象が好転していくと考えられています。

亀の甲羅を使った占いはその後中国で進化し、易という占いに進化しました。
例えば易で山風蠱という占い結果が出たとします。
この結果は
「放っておくとますます状況は悪化する。一刻も早く手を打つことが必要」
という意味です。

この結果が出たということは
「何か問題を放置していないか?」
と易に問われていることの暗示です。

自分の心にそのことを問いながら、原因を特定し、変えるきっかけをつかみ、行動を起こすことで、現実が変わっていくことができるのです。
占ってもそれが当たったか外れたかを楽しんだだけでは現実は何も変わらないのです。