歴史上の人物に見る名前を変えていく意味
歴史上の偉人は人生の節目において名前を変えている場合は多いです。
いくつか例を見ています。
まず戦国武将ですが、元服、家督相続、役職に就くなど人生の節目で名前を変えていました。
例えば徳川家康は人生で4度名前を変えています。
1.成人式を迎えた
生まれた時に名付けられた幼名は元服という当時の成人式を迎える際に名前を改める場合がほとんどです。
・竹千代→松平次郎三郎元信(のちの徳川家康)
・吉法師→織田三郎信長
2.結婚した・家督を継いだ
・松平元信→松平元康(のちの徳川家康)
・織田三郎信長→織田上総介信長
3.就職、転職、独立
・日吉丸→木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)
・小寺官兵衛→黒田官兵衛
・松平元康→松平家康(のちの徳川家康)
4.役職(官位)についた
・藤原秀吉→豊臣秀吉
・松平家康→徳川家康
5.自分より偉い人から名前をもらう
・木下藤吉郎→羽柴秀吉
・上杉政虎→上杉輝虎(のちの上杉謙信)
・足利高氏→足利尊氏
また商人、芸能においては名跡という名前を代々継承していくことで伝統、信用やブランドを継承していきました。
・三井八郎右衛門(商人、三井家)
・市川團十郎(歌舞伎)
戦国武将のようにどんどん出世していく攻めの過程で名前を改めていく。
老舗の商家や伝統芸能のように家や芸を守るための名前を改めていく。
名前を変えるということはその時の社会的なステージに合わせて自らの役割・心持ちを変える術として役に立ちます。
キャリアチェンジをお考えの方は名前を変えることをお勧めいたします。
この記事へのコメントはありません。