神社の裏側にあるもの 出雲編

有名な神社の周りには色々な興味深いものがあります。
例えば出雲大社を例にとると、その設立にまつわる言い伝えを感じることができます。

出雲大社の本殿は南側に向いていますが、大国主の神座は西に向いています。
また本殿は周りの土地よりは低いくぼ地に鎮座しています。

普通地元の民の崇敬を集める神様だったとしたら、本殿の向きに合わせて神座を置いて、祭祀の時に神様をお祭りしやすいような神社の作りにするはずです。
出雲大社を見ていると、出雲を征服した民族が出雲を復活させないように出雲の神様を封印するために大きな社をつくったようにしか見えないようです。

そんな大社の裏手に地元の方に崇敬されている命主社という大きなムクノキがあるお社があります。
樹齢1000年ともいわれるムクノキ。また命主社の奥には江戸時代まで大きな岩があったそうです。
出雲大社に石材として拠出した際、銅矛と勾玉が出てきたそうです。
磐座やご神木を依り代として神様を下していたはずです。
古代の祭祀の後がこの社にはあったようです。

また本殿の裏に素鵞社(そがのやしろ)というスサノオ神を祭った神社があります。
稲佐の浜で取ってきた砂を持って、素鵞社の裏手に行くと素鵞社のお砂を持ち帰ることができることで有名です。
それにしてもこの神社の名前、なぜ「ソガ」の社と言うんでしょう。
日本史に詳しい方だとソガといえば蘇我って思いますよね。
出雲の民が古代日本にどのような役割を担ったのか、興味は尽きないです。

大きな社に行くと周辺に様々なお社が摂社、末社として点在しています。
どの神様のお力を借りに行くか調べてみるのも面白いかもしれません。