2019年の振り返り② 水害と天気の子
2019年を振り返ると記憶に刻まれたのが台風の猛威でした。
台風15号での千葉の被害もさることながら、台風19号は多くの範囲で爪痕を残しました。
長野、茨城、埼玉をはじめとした川の氾濫を目の当たりにすると、
西洋人のように自然を征服できると考え方は過信にしかすぎない、
人間の力が及ばない領域があると自覚し、畏敬の念を持って接する必要があると考えさせられます。
首都圏では、多摩川流域が氾濫し、武蔵小杉、二子玉川、田園調布などが水に浸かりました。
浸水したエリアは昔多摩川が流れていた跡で低地だったことを考えると、
都市開発とともに昔の人々の伝承もいつの間にか消え去ってしまったのでしょうか。
過去1974年の狛江の堤防決壊をはじめ、これまで幾度となく多摩川は水害を起こしています。
奇しくも2019年公開された映画『天気の子』では、雨が3年も降り続き、東京の下町が水没してしまうという内容でした。
これは何を意味するのでしょうか。
温暖化の影響で今まで以上の強力な台風が今後もやってくるでしょう。
ダムや放水路の力で今回東東京は大丈夫でしたが、
忍び寄る気候変動によって、もしものことが起きた時に私たちはどう対応すべきか。
2019年は八白土星の年。山を意味し、高台、堤防などの意味もあります。
安心安全は努力しなければ築けないものなのだと知らされた年でもありました。
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